旅拝

過去の旅の記録です。

西蔵編(34)ダム~バラビセ~カトマンドゥ

ダム(樟木)(ネパール語でカサ( Khasa ))の街で1泊後、徒歩で中国側のイミグレ(イミグレーション・オフィス)に向かった。 残念なことに、ここでチベットの入境許可証を回収されてしまった。アリ(阿里)地区の入境許可証には行き先の欄に【神山】(カイラス山の…

西蔵編(33)シガツェ~ラツェ~ダム

貧乏旅行者にとって、チベットからネパールに抜ける手段を確保するのは簡単ではない。 シガツェ(日喀則)の西160kmにあるラツェ(拉孜)(標高4010m)の街から、国境の街ダム(樟木)(標高2350m)までバスがあるらしいが、外国人は乗れないとのことだった。 自前の…

西蔵編(32)ギャンツェ

ギャンツェ(江孜)は、ラサ(拉薩)の南西260km、シガツェ(日喀則)の南東100kmに位置するチベット第3の都市だ(標高3950m)。 ヒマラヤ交易の盛んな時代には、インド・ブータン方面とラサ・シガツェとを結ぶ交通の要衝、交易の中心地として栄えた。※シガツェやギ…

西蔵編(31)シガツェ

シガツェ(日喀則)に到着し、テンジン・ホテル(丹増旅館)(現在は閉館?)にチェック・インした後、街の散策に出かけた。 まず最初に向かったのがゲルク派(黄帽派)六大寺院の一つ、タシルンポ寺(扎什倫布寺)( Tashilhunpo Monastery )だった。※ゲルク派とは、チ…

西蔵編(30)タルチェン~アリ~シガツェ

2泊3日のカイラス山巡礼を終え、タルチェン(大金)まで戻って来た時、心が澄み切っているのを感じた。 宿(四海招待所)の親父は、巡礼前は30元だった宿代を20元にしてくれた(粋(いき)な計らいだ)。 アリ(阿里)((ン)ガリ)に戻るバスが遅れていて、出発が2日後に…

おまけ(その8)不思議な夢の話(2)

※西蔵編(29)カイラス山(後編)のおまけ記事 カイラス山巡礼3日目の未明(夜中の2時過ぎ位だったと思われる)、ズトゥル・プク・ゴンパ近くの宿(ツトゥプ・ゲストハウス)にて奇妙な夢を見ており、その内容を旅日記に記録している。(1) 友人達が登場した夢を見て…

西蔵編(29)カイラス山(後編)

カイラス山巡礼2日目の朝、ディラ・プク・ゴンパで目覚めた時には隣で寝ていた僧侶達は既にいなかった。朝の勤行に行ったと思われる。 ここに水道は無い為、洗顔は川の水を使うしかない。カイラス山の北側に位置する為、日陰になる時間が長いのだろう。川に…

おまけ(その7)WPPD

※西蔵編(28)カイラス山(前編)のおまけ記事 旅日記を読み返すと、WPPD( World Peace & Prayer Day )(せかいへいわといのりの日)について何度か書き綴っている(イベントに参加した旅人とチベットで出会って会話した記録など)。 このイベントが日本(富士山の麓)…

西蔵編(28)カイラス山(前編)

タルチェン(大金)到着翌日、カイラス山巡礼に出発した。 この巡礼では、(苦しい時などネガティブな感情が湧き上がって来るのはある意味仕方ないことだが、)なるべくマイナスなことを考えずに平和への祈りを納めようと心がけていた。 日本を発つ前に参加したW…

西蔵編(27)アリ~タルチェン

アリ(阿里)((ン)ガリ)からタルチェン(大金)(カイラス山麓の村)までのバスは2日後まで無かった。結果的に、ラサ(拉薩)からの移動の疲れを取ることが出来たと思う。 この街で最優先に行うべきこと、それは入境許可証(チベット辺境入境許可証)を取得することだ…

西蔵編(26)ラサ~アリ

ラサ(拉薩)に到着後、約1ヶ月かけてラサ市内、ラサ近郊を訪問・参拝した。 毎日楽しく過ごしていたが、そろそろこの後どうするか決めなくてはならない。 選択肢が多数ある中、カイラス山を巡礼することに決めた。理由は幾つかある。(理由1) この年より闇バス…

西蔵編(25)ラサ郊外(その9)トゥールン・デチェン

ナクチュ( Naqu )(那曲)で見れなかったホース・レース(競馬祭)だが、(思わぬ形で)別の場所で見学することが出来た。 前述のツルプ寺(ツルプ・ゴンパ)(楚布寺)( Tsurphu Monastery )(カルマ・カギュ黒帽派の総本山)訪問後のことだ。※カルマ・カギュ派は、チベ…

西蔵編(24)ラサ郊外(その8)ナクチュ

ナムツォ( Namtso )(納木錯)に1泊した後、ツアー2日目の目的地ナクチュ( Na(g)qu )(那曲)に向かった(ツアーバスで所要約4時間)。 ナクチュはラサ(拉薩)の北300km、チャンタン高原の中にある街で、標高4500m。主要産業は牧畜で、のどかな街ということだが…

西蔵編(23)ラサ郊外(その7)ナムツォ

旅人達が絶賛していたナムツォ( Namtso )(納木錯)(チベット語で「天の湖」の意)へ1泊2日のツアーに参加して訪問している(ナムツォで1泊)。※この地域は、外国人の立入禁止地域の為、ツアーに参加しないと行くことが出来ない。 ツアーの目的地はナムツォと、こ…

西蔵編(22)ラサ郊外(その6)ツルプ寺

ツルプ寺(ツルプ・ゴンパ)(楚布寺)( Tsurphu Monastery )を訪問したきっかけは一枚の写真だった。 旅人からカルマパ17世(1985~)の幼少期の頃の写真をもらい、その澄んだ眼差しをした活仏に興味を持ったのだった(後にこの写真は欲しがったチベタン(チベット…

おまけ(その6)本の話

※西蔵編(21)ラサ郊外(その5)サムイェ寺(後編)のおまけ記事 サムイェ寺で会った日本人旅行者に1冊の本を借りた(後に再会し返却済)。 その本のタイトルは、『プレアデス銀河の夜明け』(バーバラ・ハンド・クロウ著、高橋裕子訳、太陽出版刊)だ。※太陽出版のHP…

西蔵編(21)ラサ郊外(その5)サムイェ寺(後編)

チベット仏教ニンマ派に属するサムイェ(-)寺(サムエー寺)(サムイェ・ゴンパ)(桑那寺)( Samye Monastery )は、チベット最初の仏教僧院として有名(8世紀中期創建)。 チベット仏教建築史上最高傑作とも評される寺院は、全体が巨大な曼陀羅(マンダラ)になってお…

西蔵編(20)ラサ郊外(その4)サムイェ寺(前編)

ラサ(拉薩)からサムイェ寺(サムイェ・ゴンパ)(桑那寺)( Samye Monastery )(ニンマ派)に移動する際、帰りは直通バスがあった(所要約6時間)が、行きはバス⇒船⇒バスと乗り継ぐ形となった(所要約7時間)。※ニンマ派は、チベット仏教の主要な四大宗派の一つ(他は、…

おまけ(その5)メメント・モリ

※西蔵編(19)ラサ郊外(その3)ディグンティ寺(後編)のおまけ記事 鳥葬を見学した日の旅日記を読み返したところ、以下の記録が残っていた。(1)睡眠中に藤原新也さん(作家・写真家)の面接を受ける夢を見た旨を記している(夢の詳細は不明)(2)この日は私の祖父の命…

西蔵編(19)ラサ郊外(その3)ディグンティ寺(後編)

翌朝、ディグンティ寺(ディグンティ・ゴンパ)(直貢替寺)( Drigung Monasteryy )の西にある鳥葬場に向かった。 鳥葬場に着くと既に旅行者達が来ていて、更に人が増えてくる(最終的には20~30名位いたと思う)。ラサ(拉薩)からのツアー客達だ(ランクル(ランドク…

西蔵編(18)ラサ郊外(その2)ディグンティ寺(前編)

ガンデン寺(ガンデン・ゴンパ)(甘丹寺)( Ganden Monastery )のシウタン祭のタンカ(チベット仏画)開帳を見学した後、メルド・グンカル(墨竹工卡)という街に泊まった(ガンデン寺からバスで約1時間)。 翌朝メルド・グンカルで食事をした後、ラサ(拉薩)から130k…

西蔵編(17)ラサ郊外(その1)ガンデン寺

今回より、ラサ(拉薩)郊外を訪問した記事をUPしたいと思う。 ラサに到着してから数日後に、ガンデン寺(ガンデン・ゴンパ)(甘丹寺)( Ganden Monastery )のシウタン祭(セタン祭)のタンカ(チベット仏画)開帳を見学している。 シウタン祭は、チベット暦(陰暦)の6…

おまけ(その4)同調の話

※西蔵編(16)ラサ(その9)ラサの思い出のおまけ記事 以前に旅のブログを書いたことがあり、その時気付いたことがある。 過去の自分には同調しやすいのだ。 ブログを書く為に旅日記を読み返すことにより、過去の自分に意識を向ける。 体調が悪い時の状況を思い…

西蔵編(16)ラサ(その9)ラサの思い出

ラサ(拉薩( Lhasa ))での思い出について。 まずはラサ滞在中に(市内)観光した場所を列記したい。・チャムパ・ラカン バルコル(八廓街、八角街)(ジョカンの周囲をぐるりと巡る道)の内側に位置する弥勒堂。・ムル・ニンパ(木如寧巴) バルコル内側に位置する。9…

西蔵編(15)ラサ(その8)ノルブリンカ

ショト(ゥ)ン祭(雪頓祭)期間中、ノルブリンカ( Norbulingka )(羅布林卡)(世界遺産)を訪問している(「ノルブ」は宝、「リンカ」は庭園の意)。※ショト(ゥ)ン祭とはチベット最大の祭りであり、チベット語で「ヨーグルト祭り」という意味。「ショ」はヨーグルト…

西蔵編(14)ラサ(その7)デプン寺

ゲルク派(黄帽派)六大寺院、ラサ(拉薩)三大寺院の一つであるデプン寺(デプン・ゴンパ)(哲蚌寺)( Drepung Monastery )には2回訪問・参拝している。※ゲルク派とは、チベット仏教の主要な四大宗派の一つ(他は、ニンマ派、カギュ派、サキャ派)。15世紀にツォンカ…

西蔵編(13)ラサ(その6)セラ寺(後編)

ラサ(拉薩)滞在時、運良くお祭りを見ることが出来た。 以下、セラ寺(セラ・ゴンパ)(色拉寺)( Sera Monastery )のショト(ゥ)ン祭(雪頓節)のタンカ(チベット仏画)開帳について紹介したい。 ショト(ゥ)ン祭とはチベット語で「ヨーグルト祭り」という意味。「シ…

おまけ(その3)UFOの話

※西蔵編(12)ラサ(その5)セラ寺(中編)のおまけ記事 初めてセラ寺(セラ・ゴンパ)(色拉寺)( Sera Monastery )に参拝し、セラ寺の高僧に出会った後、宿に戻って屋上に干した洗濯物を取り込んでいた時のこと(正確な時刻を覚えていないが、15時前後(14時~16時の間…

西蔵編(12)ラサ(その5)セラ寺(中編)

セラ寺(セラ・ゴンパ)(色拉寺)( Sera Monastery )には、ラサ(拉薩( Lhasa ))滞在中、何度も訪れている。 自分がチベットで修行僧として暮らしている夢を見たことがあるが、前世というものが存在するならば、ここで修行していたことがあるような気がする。 訪…

西蔵編(11)ラサ(その4)セラ寺(前編)

セラ寺(セラ・ゴンパ)(色拉寺)( Sera Monastery )は、私にとって色々な思い出があり、チベットで一番好きな寺院だ。 1419年に高僧ジャムヤン・チュジェ・サキャイェーシェー(1355~1435)によって創建され、最盛期には五千人を超える僧侶が修行に励んでいたそ…