旅拝

過去の旅の記録です。

西蔵編(25)ラサ郊外(その9)トゥールン・デチェン

 ナクチュ( Naqu )(那曲)で見れなかったホース・レース(競馬祭)だが、(思わぬ形で)別の場所で見学することが出来た。
 前述のツルプ寺(ツルプ・ゴンパ)(楚布寺)( Tsurphu Monastery )(カルマ・カギュ黒帽派の総本山)訪問後のことだ。

※カルマ・カギュ派は、チベット仏教の主要な四大宗派(他は、ゲルク派ニンマ派サキャ派)カギュ派の支派の一つ。



※ラサ郊外訪問記の時系列は下記参照

(1)ガンデン寺 ⇒ 記事はこちら
(2)ディクンティ寺 ⇒ 記事はこちら(前編)こちら(後編)
(3)サムイエ寺 ⇒ 記事はこちら(前編)こちら(後編)
(4)ナムツォ ⇒ 記事はこちら
(5)ナクチュ ⇒ 記事はこちら
(6)ツルプ寺 ⇒ 記事はこちら
(7)トゥールン・デチェン(堆龍徳慶)⇒ 今回の記事



 ツルプ寺からバスでラサ(拉薩)に戻る途中、道路の渋滞が発生していた。大勢の人が集まっており何かのイベントが行われているようだ。

※申し訳ないが旅日記に場所をメモしておらず、地名は分からない。今までダムシュン(当雄)だと思っていたが、改めて調べるとラサ西部のトゥールン・デチェン区(堆龍徳慶区)と思われる(ツルプ寺から125郷道を経由し、109国道に合流する辺り)。

 乗客達は皆バスを下車してイベント会場に散っていった(入場料等の支払いは無かった)。

 会場には多くの馬と派手な衣装に身を包んだ騎手達が集っていた。

f:id:pilgrimager:20201116205337j:plain

 どうやらこれからホース・レース(競馬祭)が始まるらしい。ベストタイミングで会場に到着したことになる。

f:id:pilgrimager:20201116205449j:plain

 レースが始まると会場の熱気は最高潮に達した。

f:id:pilgrimager:20201116205710j:plain

 スピードを競うレースもあるそうだが、この時見たレースは、いかにアクロバティックに馬を乗りこなすかで優劣が決まるというものだった。

f:id:pilgrimager:20201116205756j:plain

 その為、かなり危険を伴う乗り方をしている騎手もいた。

f:id:pilgrimager:20201116205922j:plain

 難易度の高い技を見せる騎手には、観客も大きな声援を送っていた。

f:id:pilgrimager:20201116205948j:plain

 観客は間近で見たいのでだんだん前に出てきてしまう。
 前に出すぎると警備担当者に怒られていた。

f:id:pilgrimager:20201116210158j:plain

 運良くホース・レースを見学したのはまさに僥倖(ぎょうこう)とも言うべき出来事だったと思う。

f:id:pilgrimager:20201116210610j:plain

 最後の一枚は、レース後の騎手の写真。
 観客の期待に応え、一仕事終えた達成感を騎手から感じた。

f:id:pilgrimager:20201116211441j:plain



※地図





(旅した時期:2004年)

※このブログの応援方法⇒下記バナーをクリックして頂ければ幸いです。


一人旅ランキング

にほんブログ村 旅行ブログ 一人旅へ
にほんブログ村