旅拝

過去の旅の記録です。

西蔵編(13)ラサ(その6)セラ寺(後編)

ラサ(拉薩)滞在時、運良くお祭りを見ることが出来た。 以下、セラ寺(セラ・ゴンパ)(色拉寺)( Sera Monastery )のショト(ゥ)ン祭(雪頓節)のタンカ(チベット仏画)開帳について紹介したい。 ショト(ゥ)ン祭とはチベット語で「ヨーグルト祭り」という意味。「シ…

おまけ(その3)UFOの話

※西蔵編(12)ラサ(その5)セラ寺(中編)のおまけ記事 初めてセラ寺(セラ・ゴンパ)(色拉寺)( Sera Monastery )に参拝し、セラ寺の高僧に出会った後、宿に戻って屋上に干した洗濯物を取り込んでいた時のこと(正確な時刻を覚えていないが、15時前後(14時~16時の間…

西蔵編(12)ラサ(その5)セラ寺(中編)

セラ寺(セラ・ゴンパ)(色拉寺)( Sera Monastery )には、ラサ(拉薩( Lhasa ))滞在中、何度も訪れている。 自分がチベットで修行僧として暮らしている夢を見たことがあるが、前世というものが存在するならば、ここで修行していたことがあるような気がする。 訪…

西蔵編(11)ラサ(その4)セラ寺(前編)

セラ寺(セラ・ゴンパ)(色拉寺)( Sera Monastery )は、私にとって色々な思い出があり、チベットで一番好きな寺院だ。 1419年に高僧ジャムヤン・チュジェ・サキャイェーシェー(1355~1435)によって創建され、最盛期には五千人を超える僧侶が修行に励んでいたそ…

西蔵編(10)ラサ(その3)ポタラ宮

ラサ(拉薩( Lhasa ))滞在中、何度もポタラ宮周辺を訪れている。 ポタラ宮は、高さ115m(山の高さ含む)、東西360m、南北300m、総面積41km²の巨大な宮殿。 7世紀半ば(吐藩国の時代)に、ソンツェン・ガンポ王(581?~649(650))がマルポ・リ(チベット語で「赤…

西蔵編(9)ラサ(その2)ジョカン

ラサ(拉薩( Lhasa ))という街の名前を聞いた時に、我々外国人が思い浮かべるのはポタラ宮だと思うが、ラサを目指すチベタン(チベット人)の巡礼者にとっての最大の目的はジョカン(トゥルナン寺)(大昭寺)巡礼だ。 7世紀半ば(吐藩国の時代)に、ソンツェン・ガン…

おまけ(その2)不思議な目の話

※西蔵編(8)ラサ(その1)ラサで出会った旅人達のおまけ記事 ラサ(拉薩( Lhasa ))で出会った旅人との初対面での出来事について。 日本から来た旅行者の中で、チベット仏教・密教に詳しい方がいた。彼は日本で修行をしていたらしい。 正確な場所は忘れてしまった…

西蔵編(8)ラサ(その1)ラサで出会った旅人達

ラサ(拉薩( Lhasa ))に着いて驚いたのは、想像以上に旅行者が多かったこと(今は更に近代化が進み観光客も増えていることだろう)。 タクシーに安宿街まで送ってもらった後、TASHI TRAGAY HOTEL (旅行者はタシホテルと呼んでいた)(現在は閉館?)に宿泊すること…

西蔵編(7)湟中~西寧~ゴルムド~ラサ

湟中( Huangzhong )(こうちゅう)(チベット名:ツォンカ)で1泊した後、西寧( Xining )に戻った。 格爾木( Geermu (ゴーアールムー))(ゴルムド( Golmud ))(旅行者の間では「ゴルムド」が一般的な呼び方)行きの夜行バスは18時過ぎの発車予定で、食事が出来る位…

西蔵編(6)夏河~蘭州~西寧~湟中

夏河( Xiahe )(チベット名:サンチュ)から、バスで蘭州( Lanzhou )に戻った(所要7時間30分(行きより2時間多くかかっているが車中で寝ていた為気にならず。遅れた理由は不明)。 その後3時間程蘭州に滞在し、夕方発の列車で西寧( Xining )へ(所要4時間)。 西寧…

西蔵編(5)夏河

夏河( Xiahe )(チベット名:サンチュ)の街は、中国の甘粛(かんしゅく)省甘南(かんなん)チベット族自治州に位置する(厳密に言うとチベット自治区ではない)。 蘭州( Lanzhou )の街は回族が多くイスラムの雰囲気を感じたが、この街は人口8万人のうちチベタン(チ…

西蔵編(4)香港~深圳~広州~成都~蘭州

香港から深圳( Shen Zhen )(しんせん)を経て広(广)州( Guang Zhou )(こうしゅう)へ。 5年前より近代化が進み、街が明るくなった印象を受けたが、前回訪問時の印象が良くなかった(治安が悪い)為、特に観光はしておらず、事務的な用事を済ませたのみ。・成都行…

おまけ(その1)不思議な夢の話(1)

※西蔵編(3)廈門~深圳~香港のおまけ記事 還暦越えの旅人と一緒に行動したのは1週間程だが、自分にとって貴重な体験だった。 彼のすごいところは、まず人間観察の鋭さである。 上海でジャズ・バーに行った時のこと。 彼は演奏を聴きながら周囲のお客達の服装…

西蔵編(3)廈門~深圳~香港

廈門( Xiamen )(アモイ)に1泊後、廈門から深圳( Shen Zhen )(しんせん)まではバスを利用した(所要7時間)。 そこから地下鉄(MTR)で香港市内へ移動。 かつて何度か訪れた懐かしい街香港には、1週間程滞在している。 香港に来た一番の目的は中国の観光ビザ(長期…

西蔵編(2)上海~廈門

上海から廈門( Xiamen )(アモイ)までは夜行列車で移動した(寝台席は取れず)(所要24時間30分)。 車中にて、夏休みで帰省する高校生達と出会った。彼らは途中で下車したが、別れ際に言葉を贈ってくれた。彼らが渡した紙にはこう書いてあった。 縁是天定、份是…

西蔵編(1)神戸~上海

記事の投稿に際し、(1)時系列に沿って書く (2)テーマを絞って書く どちらか迷ったが、西蔵編は(1)を選択することにした。 その為、ブログのテーマ(聖地巡礼、参拝、登拝)から脱線することもあると思われるが、ご容赦頂きたい。 (それでは以下、西蔵編です。)…

ブログ開設のきっかけについて

昨日のことになるが、今年観れなかった映画のことを思い出した(その経緯は割愛させて頂く)。 映画のタイトルは、『巡礼の約束』(ソンタルジャ監督)。チベット映画だ。 ※『巡礼の約束』の公式サイトはこちら 映画の公開時期(2020年2月~)とコロナウィルスの流…