西蔵編(37)パタン
カトマンドゥ(カトマンズ)( Kathmandu )滞在中、近郊の古都パタン( Patan )(世界遺産)を訪問している。
パタンの正式名称はサンスクリット語でラリトプル( Lalitpur )、ネワール語ではイェラ( Yala )で、どちらも「美の都」という意味らしい。
この街に住むネワール族は彫刻や絵画などの芸術に優れ、パタンは工芸の街としても知られている。
パタンの街は、バグワティ川を挟んで、カトマンドゥのすぐ南に位置する。
住民の8割が仏教徒で、ブッダはヴィシュヌ神の化身とされている。
街の中心ダルバール広場の周りには、美しいネパール建築の寺院が数多く見られる。
7年ぶりに見るパタンの街は、昔より整備されているように思われた。
(下記写真は、シヴァ神を祀るクンベシュワール寺院(1392年建立)。五重塔を持つ)
(下記写真は、マハボーダ寺院(1600年建立)。(ブッダ・ガヤ(インド)のマハボーディー寺院を模したもの(高さ約30m))
この街でお土産にA3サイズ位のタンカ(布に描かれたチベット仏画、掛け軸タイプ)を購入した。
1200ルピー(当時のレートで2000円弱)という値段だったが、品質に比べ安く感じられた為「この値段でいいのか」と店員に確認したところ、「この日一番最初の客だからいい」とのこと(値段のつり上げは行われなかった)。
ゲン担(かつ)ぎなのかは分からないが、海外では同じような対応を何度か経験している。
一日の最初の客というのは、その日の売上を占う意味で重要なのかもしれない。彼ら商売人の経験則での判断なのだろう。
※地図
(旅した時期:2004年)
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