旅拝

過去の旅の記録です。

おまけ(その7)WPPD

西蔵編(28)カイラス山(前編)のおまけ記事



 旅日記を読み返すと、WPPD( World Peace & Prayer Day )(せかいへいわといのりの日)について何度か書き綴っている(イベントに参加した旅人とチベットで出会って会話した記録など)。

 このイベントが日本(富士山の麓)で開催されたのは、2004年の夏至の日前後(6月19日~22日(最終日は後片付け・清掃))だった。このイベントの約1週間後にチベットに向けて出発している。
 旅行代理店がこのイベントの為のツアー(2泊3日(6月19日~21日))を企画していたが、ツアーに参加するか正直迷った。6月後半にチベットに向けて出発する計画を立てていた自分にとって、チベット旅行の予算を削ることになるからだ。
 しかし、このイベントの持つ意味は大きいと考え参加を決めた(参加して良かったと思う)。



 当時購入した本『ホワイト・バッファローの教え』(アーボル・ルッキグホース著、WPPD 2004 JAPAN 事務局発行、スタジオ・リーフ発売)を読み返してみた。

※チーフ・アーボル・ルッキングホース:聖なるホワイト・バッファロー・カーフ・パイプの19代目の守り人

f:id:pilgrimager:20201121180629j:plain

※スタジオ・リーフのHPはこちら

 WPPDのイベント開催の背景には、スー族(ラコタ族、ダコタ族、ナコタ族)に伝わる伝説【ホワイト・バッファローの教え】がある。



 (以下、上記書籍より一部引用)

 《プテサン・ウィンヤン(ホワイト・バッファロー・カーフ・ウーマン)の話》

 (P21)

 今から19世代前、私たちが今日プテサン・ウィンヤン(ホワイト・バッファロー・カーフ・ウーマン)と呼ぶ、美しいスピリットが聖なるチャヌパを我々の民に授けてくれました。彼女は聖なる7つの儀式と、母なる大地の上を聖なる方法で導くよう、教えてくれました。彼女は言いました。「パイプを見ることができるのは良い人間だけです。悪い人間は見ることも触ることもなりません。」

※チャヌパ:(聖なる)パイプ

 (中略)

 (P23)

 彼女は諭(さと)しました。

 「儀式には良い心で向かいなさい。聖地を敬い、聖なる儀式を敬いなさい。一つひとつの聖地が偉大なる聖霊のための祭壇です。できるだけ多くそこで集い、祈り、私が教えた歌を歌いなさい。そうしているうちに、この聖なる包みに含まれている7つの儀式について、理解も深まってゆくことでしょう。」

 彼女は時計回りに回って、太陽が沈む方向に帰って行きました。丘の上で彼女は1度立ち止まって、振り返り、1回転して、1頭の美しく若い黒色のバッファローに姿を変えました。もう1回転すると、美しく若い赤色のバッファローに変わりました。3度目に回転すると美しい黄色のバッファローに変身し、4度目に回転して美しく若い白色のバッファローに変身しました。そして彼女は丘を越え、姿を消しました。

 これが、彼女がプテサン・ウィンヤン-ホワイト・バッファロー・カーフ・ウーマン-と呼ばれるようになったいわれです。このようにして、私たちは儀式でこの黒、赤、黄、白の4色を使うようになったわけです。

※4色は、4つの人種を象徴していると考えられている((例)赤:アボリジニ)。

 (中略)

 (P29)

 プテサン・ウィンヤンは、民のもとを去る前に言いました。

 「私は生命の象徴であるこの聖なるチャヌパをあなた方に授けました。あなたたちは今からこの儀式と歌と共に、すべての生命とつながり平和、調和、幸せのなかに暮らします。
 また、自分自身の聖なるチャヌパを作り、自分の包みを作ると良いでしょう。あなた方のチャヌパがそれぞれ良い形で作られ使われたなら、それはこの原初のチャヌパ、パイプの中のパイプとつながります。」

 彼女はまた、彼女のスピリットは、いつの日か、私たちが大きな困難に直面した時に帰ってくること、そして我々にそれが分かる形で帰ってくると告げました。

 (以上、引用部分)



 1994年に部族の伝説に伝えられる白いバッファローが生まれた。彼らはこれを人類への警告と救済のしるしと捉(とら)え、WPPDを開催することを決定。

※WPPD:毎年6月21日の夏至の日に、各地の聖地で民族や宗教を越えてともに心を一つにして祈ることで、世界の平和を実現しようというイベント

 WPPDは、1996年に米国ワイオミング州の聖地グレイホーン・ビュート(白人はデビルズ・タワーと呼ぶ巨岩)で初めて開催され、その後毎年北中米の聖地で開催された。
 その後、2001年より母なる地球の4色の民を象徴する4大陸を巡っている。

 2001年:アイルランド(白)
 2002年:南アフリカ(黒)
 2003年:オーストラリア(赤)
 2004年:日本(黄)

 2005年にウォピラ(感謝の儀式)を亀の島(アメリカ大陸)で開催(米国サウスダコタ州の聖地ブラックヒルにて開催)。
 2006年以降の開催地は、英語版HPを参照願いたい。

※現在WPPD日本語版のHPは削除されており、英語版のHPのみ閲覧可能(HPはこちら)



 2004年のイベント会場は、富士山麓(朝霧高原)だった。

 会場では、先住民の文化に触れることの出来るイベントが多数行われていた。

 私は2日目に【せかいへいわといのりのウォーク】に参加している。
 富士山本宮浅間大社を出発し、山宮浅間神社人穴(富士講遺跡)を経由して朝霧高原まで20kmを超える道のりだった(白糸の滝は時間が足りずカット)。
 イベントのボランティアスタッフ達が、(相当な覚悟を持って)断食をしてこのウォーキングに臨んでいたのを覚えている。

 イベント3日目の夏至の日(6月21日)は大雨だった(全身びしょ濡れになった)。
 それでも参加者達が手をつないで大きな輪をつくり、母なる地球に感謝し、平和への祈りを捧げてセレモニーは無事終了した。

 私は3日目のイベント終了後帰宅したが、4日目の後片付け・清掃の際、会場に美しいがかかったということで、確か日本語版のHPに虹の写真がUPされていたと思う。



 今回、記事をUPするにあたり、『ホワイト・バッファローの教え』を読み返し、久しぶりに【七世代先の子供たちのために】という考え方に触れた。
 コロナ流行後、自分の身にいつ何があってもいいように断捨離を行ったが、それでも自分はまだ生き続けるだろうと安易な考え方をしており、いつか肉体の死を迎え魂だけの状態に還るということに対して、覚悟が足りないと感じた。
 それはイコールこの地球を次世代の子孫達へ残すという意識が足りないということにつながっている。
 全ては母なる地球からの借り物なのだということに今回改めて気付かされた。



 (追記)

 今回の記事を書くにあたり、久しぶりに昔よく聞いた曲( Sacred Spirit" Yeha Noha ")をBGMとしてYOUTUBEで再生した。
 1990年代後半にこの曲が流行った際、聞きながらイメージとしてよく浮かぶ光景があった。
 それはネイティブ・アメリカンの男性が丘の上にあぐらをかきながら座り、遠くを見つめているというものだ。
 この動画の登場人物は女性だが、私がイメージした光景に近いシーンがある(幾つもの動画がUPされているが、上記の理由でこの動画を紹介させて頂く)。

※" Yeha Noha "の動画はこちら

 今手元には無いが、久しぶりにセージを焚きたくなった。





※このブログの応援方法⇒下記バナーをクリックして頂ければ幸いです。


哲学・思想ランキング

にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ
にほんブログ村