西蔵編(2)上海~廈門
上海から廈門( Xiamen )(アモイ)までは夜行列車で移動した(寝台席は取れず)(所要24時間30分)。
車中にて、夏休みで帰省する高校生達と出会った。彼らは途中で下車したが、別れ際に言葉を贈ってくれた。彼らが渡した紙にはこう書いてあった。
縁是天定、份是人為
残念ながら前半部分しか理解出来なかったのだが、今回この記事を書くにあたり香港の友人に確認したところ、こういう意味らしい。
「縁は天が決めるが、それを生かすかどうかはその人次第」
※【份】をネットで調べたところ、日本語の【分】の意らしい。
ちなみにこういう諺もあると下記の言葉を教えてくれた。
成事在天、謀事在人 (運命は天が決めるが、人は努力によってそれを変えられる)
廈(厦)門のある福建省は、烏龍(ウーロン)茶の産地として有名。弦楽器三線(さんしん)の原型三弦(さんげん)(中華三味線(ちゅうかじゃみせん)発祥の地でもある。
廈門市は現在中国の経済特区の一つとなっているが、かつては中国でも貧しい地域の一つで、富を求めて東南アジアに移住した華僑のほとんどはここ福建省出身だ。
ここでは、澄んだ目をした高齢者を多く見かけた。苦労の多い人生だったのかもしれない(苦労によって人の魂は磨かれると思う)。
台湾が目と鼻の先にあるこの地だが、現地の人の話ではツアーを除いて台湾とのフェリーの往来は無いとのことだった(現在は台湾の基隆、台中と2航路就航)。
廈門到着後体調が優れず、特に観光せずに新迎沢酒店で休養を取った。
※地図
(旅した時期:2004年)
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